不安とは、実体がハッキリしない漠然としたもの。 自分が何をすべきかがわかれば、怖くない!

2023.10.26

不安と聞いて、あなたはどのようなイメージを思い浮かべますか?

私は、不安とは「霧の中でどこへ向かったらいいかわからず、立ち尽くしているような状態」と定義しています。

「不安だ、不安だ」とやたら口にする人に「何が不安なの?」と尋ねると「いや、なんとなく…………」という曖昧な返事が返ってくるケースが非常に多いです。

そういった人は、実は「自分は何が不安なのか」をわかっていないのです。

ですから、結局何も手が打てずに、その場から動くことができません。

不安と似た感情に「恐怖」があります。恐怖は心が追い詰められる嫌な感情ですが、どうにかそこから逃れるために、人は活動的になります。

しかし不安は、恐怖ほどに状況が切迫しているわけではないため、単に心が委縮し、活動力が下がってしまっている状態です。

一方、「焦り」というのは、実体がなく漠然としている不安とは異なり、締め切りや規定の時間など制限があるものに対して持つ感情です。

「この時間までに提出しなければ」「試合終了までに、ゴールを決めないと」といった気持ちは心にプレッシャーをかけますが、やるべきことは明確なので、行動もできます。

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