2022.10.29
12歳になったら、お父さんの趣味の釣りにふたりで行くなど、年齢で解禁していくことはオススメです。
釣りのように少し危険でも、お父さんと一緒だからこそ、できるということをやっていくと、お父さんと子どもの絆は深まります。
そして、親も子どもも思春期を迎えるのが楽しみになるはずです。今回はお父さんが子どもに与える影響についてお話をしていきたいと思います。
一方、お父さんが趣味の場に子どもを連れていかない場合、「お父さんは釣りばかりして、家族のことを全然気にかけてくれない」と愚痴を言うお母さんと子どもは、ずっと一緒にいることになります。
当然、子どもはお父さんのことを尊敬できなくなるし、家族の関係は一気に悪くなってしまうのです。
お父さんに「お子さんを釣りに連れていったらどうですか?」と言うと、子どもが幼い頃は「小さいから無理」、子どもが18歳になったら、「興味がないから無理」と言います。
小学生や思春期の頃ならまだしも、18歳になった子どもは、急に釣りに興味は持てるわけがありません。
この場合、お父さんは大事な思春期をまるまる飛ばしてしまっているのです。
さらに子どもには、お父さんの趣味はお母さんを苦しめる悪しきものという印象があります。
すると、お父さんは家族のなかでだんだん孤立してしまうのです。
思春期は本来、お父さんの出番であり、大活躍する時期です。
お父さんのいろんな趣味の場に連れて行ったり、職場を見せたりして、子どもに社会を体験させるようにしてください。
よく小さい子ども向けに職場体験のテーマパークなどがありますが、職場体験が一番必要な時期は12歳から18歳ぐらいまでの思春期です。
できれば、12歳ぐらいになったら、お父さんの職場に行って、職場見学や職場体験ができるととてもいいと思います。
職場見学をした子ども達は、「家ではだらしないお父さんが仕事をしている時は、すごくカッコよく見えた」とよく言います。
そうすると、男の子でも女の子でも、社会で働くというモデリングができるのです。
また、その時期に職場体験をして働くことを身近に感じれば、社会人としてのイメージが湧くようになります。