アスリートにこそ必要な、話す力と聞く力

2023.04.23

前回の記事に引き続き、今回はあなたのチームで話し合いを持つときに気をつけたいポイントを紹介します。

今回お話をする気をつけたいポイントは話す力と聞く力を養うことです。

スポーツ選手にはありがちなのですが、話す 言葉が稚拙だったり、言葉足らずだったり、人の話を聞けていない場合があります。

実はア スリートこそ、コミュニケーションの力が大切です。サッカーでも上のレベルに行けば行くほど、頭をよく使うといわれるのは、コミュニケーションのためでもあるのです。

それから話す力も聞く力も、相手を理解しようとする努力があってこそだと思います。

そもそもアスリートがやっていることは、白黒はっきりしたものではなく、なかなか複雑で言語化しにくいものです。

そのため、言葉にするのは煩わしいのはよくわかります。

ただ、それでも伝える努力をしていかないと、話す力はまず上がりません。

「言ってもわからないから」 と、最初から投げ出しては、話す力を伸ばせないのです。

私がお薦めしているのは、ミーティングでは必ず全員が発言することです。

チームのリーダーや監督、キャプテンばかりがミーティングで話していることはよくある のですが、入ったばかりの新人までしっかり話をして、意見を言うようにしましょう。

チー ム内で健全な自己主張をする習慣がないと、「どうせわかってもらえないから言わない」「意 見を言った限りは絶対に従ってほしい」といった不健全な状況になりかねません。

普段から「しっかりと言葉にしていかなければいけない」「伝える努力をしなくてはいけない」と考えて行動するようになれば、本も読むようになるし、勉強もするようになります。

おしゃべりである必要はないのですが、意見を言うときはしっかりと考え抜いた深い言葉 を話せるかどうかが大切になります。

普段から自分の意見を伝えることを習慣化しましょう。

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