2023.07.10
チームや組織の構造上のリーダーであっても、実はリーダーが本当にチームを引っぱって いってはだめです。
チームを引っぱっていっているように見えるリーダーでも、部下の好き にやらせてみることです。そのなかで、緩くなっているところや納得できないところは、どうなっているのか聞くといいでしょう。
たとえば、リーダーがお客様を待たせていることが気になって、受付の部下を呼びました。
「どうしてお客様を待たせているのですか。 色々な状況があるなら、誰かにヘルプを出してもいいから、お客様を待たせないようにしてほしいと思っているのですが、どうですか?」 「その通りです」「では、何をするべきだと思いますか」
「自分で抱え込まないで、内線でヘルプを出して、人を呼ぶべきでした」 「次からやれますか」「やれます」
リーダーが部下に「なんでお客様を待たせているの。失礼じゃない」と言っても、部下も そんなことはわかっています。
部下はお客様に対して、雑にしようとも失礼にしようとも思っていません。
ただ、リーダーから見ると、自分で抱え込んでしまうタイプのこの部下は、なかなかヘルプを出せずに切羽詰まってしまいやすいのです。
そこで、この部下の上司に忙しい時間帯の受付のシフトを考え直してもらうように話をするのです。
このように、リーダーが部下をよく見るのは当たり前のことです。
そうしないと、監督が 選手の特徴をわからずに試合で使っているのと同じこと。どのチームであっても、ベンチに 優秀な選手が豊富に控えているわけではありません。
だから、リーダーは部下の特徴をよく知り、工夫をしながら、使っていく必要があるのです。
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