よくないチームの「患部」はキーマン

2023.08.04

これまではチームのトップから見て、「なんとなくこのチームはだめだよね」とわかっていても、具体的にどこが悪いのかわからなくて、症状が悪化していました。

チームも人間の 体と同じで、患部がわからない限りは、手の施しようがないのです。でも、チームの現状を 把握し、チームを動かしているキーマンを見つけました。

チームのキーマンには、「ちゃんとチームが強くなるためのコミュニケーションをとっているか」「好き嫌いでやっていないか」を聞きます。よほどの実績を上げている人は別ですが、しゃべらない人がキーマンになっていることはほぼありません。

声の大きい人やしゃべれる人、言語化する力がある人がチームの主導権を握っているのです。<BR

このキーマンがどんな言 葉を使っていて、何に捉われているのか、話を聞いていくことが大切です。

「だって、やらないほうが悪いんじゃないですか。私はやってますよ」。こう言うキーマンは多いです。

キーマンの言うことは正しいのですが、下の人達が怯えていたり、チームとし て機能しなくて、結果が出せずにいます。

特にスポーツの場合は、下の人達が委縮している と、頭が真っ白になって、体が動かなくなってしまいます。

チーム戦でひとりでも委縮して いる人がいれば、その人は戦力外でチームは戦えないのです。

やはり、どれだけ他のところを変えても、キーマンの意識を変えない限り、チームは変わりません。

キーマンは大抵気難しいし、気も強いので、向き合うのは大変ですが、放置しておくと、チームの状態はと悪くなります。

今一度、キーマンが「チームを強くするために」という意識を持って、周りとコミュニケーションをとっていく必要があるのです。

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