いまの自分の人生を放置しない

2023.09.21

がんは日本人の2人に1人がなる病気です。

つまり50歳でなるか、90歳でなるかの違いはありますが、いつにしても、多くの人がなる病気ががんなのだと思いました。

そんなときこそ、今、自分に何ができるのかということを考えるのが大事です。

仕事が忙しかったとか、あるいは寝不足になったからとか、がんになった原因をあれこれ考えて、今までの人生を後悔してもしょうがありません。

そこから学ぶことは あっても、今の自分の人生を絶対に放置しないことが大切だと思います。

いろいろ考えて、段取りして治療をしなければいけない。

短い時間でたくさんのことを決めなければいけないけれど、そのときの心の持ちようとしてはがんは誰にでもなる病気で、今こそ、しっかりと向かい合っていくこと(逃げても何も解決しな い)、自分の過去を後悔したり、おとしめたりしないで、自分で自分の未来を手放さ ないこと。

世界から、社会から、隔離されたような強烈な孤独感の中、今自分ができることを一つずつ、ただ粛々と行っていくことが大切なことだということです。

私は、今までの忙しさや仕事には一切後悔していない。

過去に戻ったとしても、まったく同じ人生を送りたいぐらい。がんになったのは残念だけど、それが自分の人生の後悔にはつながらない。意地っ張りな私には、そこは大切な自尊心です。

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