好きなことに意識を向けて自分に優しく過ごそう!

2023.09.28

入院の前にどうしても行きたくて、映画を観に行きました。

今の私が一番大切にしていること。それは声をあげて笑うこと。

「生きがい療法」いうものがあります。

がんの方が登山したり、乗馬をしたりする、心の支えとなるプログラムのことなのですが、私の場合、好きな映画や舞台を観たり、魅力あふれる人と会うことがそれに相当します。

ご一緒した方々が、気を遣ってくださって、さすがに今日は早めに解散でしたが、楽しいおしゃべりで声を出して笑いました。

笑うと免疫力が上がることは、脳科学的にも証明されていて、メンタリティ的にも、今とても大切なことだと感じています。

病気が病気なだけに、ともすればふさぎこみがち。そんなときには、ごまかしでも逃げでもなく、できる範囲で楽しいこと、笑顔になれることを自分に提供してあげる。

これが私にとってのメンタルトレーニング!

これで元気に? 楽しく? 入院できます(笑)。

今日は入院準備の一環で髪を切りに行きました。入院すると、しばらく髪が切れないからです。

私にとって、前の胆のう摘出手術の入院のときもそうでしたが、入院中の髪と服は結構大切なメンタルを整えるツールでした。

うつになると「身だしなみを整えること」ができなくなることは、自分が担当している実践的なカウンセリングでもよく感じています。

逆説的にいうと、身だしなみを少し意識すると、しゃんと背筋が伸びるのかもしれません。

私も本当に心身がしんどいときは、それどころではないですが、少し元気になってくると鏡を見て寝癖を直したりすると、気持ちが上がります。

誰に見せるものではなく、自分のメンタルを整えるための身だしなみです。

抗がん剤治療がはじまったら、髪の毛も全部抜けるかもしれないですが、そうであってもなくても、 なおさら、大切にしてあげたい、愛しんであげたい。

私の大切な髪です。

心のギフト。

今、私の部屋にはたくさんの温かい心であふれています。

いただいた花束は、オレンジ色がベースの元気なビタミンカラー! 回復の色。

私が鳥を好きと知った受講生からは、鳥柄の靴下とハンカチ! スタッフからは、好きなアニメのバッチ! 自分では買わないからこれはある意味、貴重(笑)。

「ギフトは、お金ではなく心を贈ること」だと、本当にそう思います。

「何をあげたらこの人は元気になるのだろう」と考え、形にしてくれた時間。

私と会っていないときも私のことを考え、そして、それを形にして手渡してくれる。

こんなシンプルな心のギフトが私の中で、大切なことを思い出させてくれます。

いよいよ来る大きな手術。「全摘出」という大きな手術が私の手術名。怖くない といえばうそになりますが、それもあるがままに受け止めて、怖いものは怖いと言いながら、我慢せず、落胆せず、一日一日を大切に生きていきます。

今日はいいお天気。太陽が身体に染み込ん でくるのがうれしいです。

手術前には、できるだけ楽しいこと、だって、手術ってやっぱり怖い。だからこそ、先に頑張っているご褒美をあげる気分を大切にしましょう。

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