2023.10.19
「承認欲求」は人間ならば大なり小なり、誰もが持っている感情です。
この欲求を満たすために、あなたは誰からの称賛や承認を求めているのかがポイントになってきます。
求める相手の幅を広げすぎれば意見は多様になるので、その反応に一喜一憂するハメになります。
たとえばSNSに記事をアップする際、公開範囲を広げてコメント機能をオフにしないという行動の裏には、周囲からの(できるだけ好意的な) レスポンスを多く期待する心理が潜んでいます。
しかし「誰かにホメてもらいたい」というその気持ちに付け込まれれば、否定的なコメントが書き込まれた時にダメージを受ける可能性があります。
すべての人からいい評価をしてもらうというのは、とても難しいことです。
記事を広く公開し、コメント機能をオンにするならば、好意的な意見も批判的な意見も、すべて受け止める覚悟がなければいけません。
不快な意見を受け取りたくないのなら、自分の発信する 記事の公開範囲を制限したりタグ付けすることをやめたりして、コメント 機能をオフにしましょう。
また自分はそのコミュニティにおいて誰に評価されたいのかを、ハッキりさせましょう。
あなたの周囲にいる人の中で心から信頼できる人、その 言葉に耳を傾けたい人は誰なのかを、絞り込むのです。
そうすれば、たくさんの意見や評価に振り回されることもなくなります。
自分の価値を「評価されたか」「認められたか」と他者からの承認に委ねるのではなく、まずは自分が己のやったことに自信を持てているか、満足しているかという基準で見つめ直すことも大切です。
自分の中に「私は満足!」「自分はやれた」という実感がきちんとあれば、他人からどんなことを言われようと、心はそれほど揺らぎません。他者からの意見もあくまでもひとつの”参考”程度、重く受け止めずにすみます。