ミスはマイナスではなく、チャレンジした結果 得られる、経験値というポジティブな要素

2023.11.04

プロサッカー選手の遠藤さんは、「ミスは必ず起きるもの」ととらえています。

遠藤さんにとって、ミスは「失敗」というマイナスイメージではなく、ひとつの経験値というポジティブな要素。

ミスは認めなければならないが、自己否定することはないという考え方ですから、ひとつひとつのミスに過剰に反応してマイナス思考にならず、現実を冷静に受け止めて前向きなのです。

また、いい時と悪い時では、同じ状況でもミスの見え方が違うということを、彼はよくわかっているのでしょう。

その時々の状況において、ポジティブな面に目を向けられる選手は強いです。たとえば暑さに弱い選手は、汗をかくと「気持ちが悪い」とモチベーションが下がってしまいます。

しかし暑さに強い選手は、汗をかくと「体がいい感じにほぐれてきた」と喜びます。

マイナスな感情を抱いた瞬間からメンタルは落ちてしまいますから、「暑さはイヤなものではない」という気持ちに変えるのです。

ミスをしてしまった場合は、自分の失敗で迷惑をかけたなと思う相手 に、「すみません」 「申し訳ありません」と、きちんと言葉にして謝ること。

謝って「これで終わり」と完結させるのがポイントです。失敗したこ とを深く認めず、心の中でグダグダと言い訳をするから、失敗をいつまでも引きずることになるのです。

メンタルトレーニングでは、「始まり」と「終わり」を大事にします。自分できちんと終わらせることで、次のステップに行けます。

ミスを認めて謝るのは周りへのためではなく、むしろあなた自身のためなのです。

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