「とりあえず」は適当なイメージに聞こえるが、行動を起こすためのポジティブな言葉

2023.11.22

「とりあえず」というのは、一般的にはあまりいいイメージのない言葉かもしれません。しかしプロサッカー選手の遠藤さんが言う「とりあえず」は、ちょっと疲れてしまったメンタルを助けてくれるいい意味合いを含んでいます。

人間、調子のよい時ばかりではありません。そんな時、普通は「しんど いな」と思って休もうとしますが、遠藤さんのようなトップアスリートにとって、「しんどい」と「休む」はつながりません。

体がどんな状況だとしても、基本的に練習は休まない。体が少しでも動くなら、とりあえずは 練習するというのが、トップアスリートによくあるメンタリティです。

「とりあえず」は、“行動する”というハードルを低くするための言葉。 「とりあえず」の後ろに、「やらない」という言葉は来ません。

「やってみよう」という言葉が来るはず。そう考えると、「とりあえず」というのは、適当なようで実はとてもポジティブな言葉。

そうして少しでも実際に行動を起こせば、「キツかったけど、自分はちゃんとやった」という達成感も生まれ、自己肯定感(「自分はできる」と 思うこと)につながるのです。

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