2023.11.26
またプロサッカー選手の遠藤さんたちトップアスリートは、どんなにハードなメニューをこなしていても、試合で厳しい状況に置かれても、声高に頑張っている自分をアピールすることはありません。
なぜなら、頑張ることは彼らにとって「普通」だからです。
ケガをしていたり、スランプに陥っていたりしたとしても、試合になれば彼らはフィールドに立ちます。
プロのトップアスリートとは、「痛い」とか「つらい」という次元にいてはやれない仕事なのだと思います。
遠藤さんが。当たり前。としてやっていることのハードさは、同じJリーガーでなければきっとわからないでしょう。
第一線で活躍するアスリートは、そうやって日常的に厳しい練習や試合を繰り返すという負のかかる環境に身を置いているからこそ、体格の変化や試合での勝利などで達成感を得て、「自分はやれる」という確信をもとに、さらに成長していけるのです。
「頑張っているんです!」と自らアピールするようでは、その努力が当人にとって、まだまだ非日常であることを示しています。
「すこいですねー」「頑張っているんですね」といった称賛の言葉、周りからの承認がなくても黙々と努力を続けられるタフなメンタルが、きわめて高いレベルの「普通」を支えています。
ですから遠藤さんのようなトップアスリートの「普通」や「何も考えない」というのは、実はとても奥が深いのです。