才能がなくてもグリット力があなたを導く

2023.11.30

グリット力=「やり抜く力」さえあれば、だれでも高みを目指すことができます。

そしてこの力 はだれでも、何歳からでも育てていける能力です。

そもそもグリットカ (GRIT) という考え方は、心理学者であるアンジェラ・リー・ダックワースによって提唱されました。

同氏は、その正体をより具体的に「重要な長期目標に向かって努力し続 ける情熱と粘り強さ」だと伝えます。

今や起業家や学者、アスリートやアーティスト など、さまざまな分野で活躍する成功者に共通する能力として知られるこの能力について、ここではさらにくわしく紐解いていきましょう。

「GRIT」という単語は、「Guts(度胸)」「Resilience (復元力)」 「Initiative (自発生)」「Tenacity(執念)」の頭文字を取った造語です。 「やり抜く力」には、これら4つの言葉の要素が含まれています。

その意味をたどると、「グリットカ (GRIT)」がどういったものかよりイメージ しやすくなるはずです。

【GRIT = 「やり抜く力」を構成する4つの要素】

① Guts (度胸): 困難に立ち向かう力

〔ガッツ〕逆境や過酷な状況下に置かれても、決して挫けることのないタフな心。大切な目的を果たすために、目の前にある壁を打破する勇気を持
つ。

② Resilience (復元力): 挫折してもあきらめずに継続する力

〔レジリエンス〕 失敗しても続けることをあきらめず、何度でも立ち上がる。だれかに批判的な言葉を浴びせられても、自らでスイッチを切り替え、 再び目標に向かって歩み出すことができる。

③ Initiative (自発生): 目標を自ら定めて取り組む力

〔イニシアチブ〕自分の目的をしっかりと設定し、 そこへ向かって率先して行動する。他者に人生を 委ねることなく自らで手綱を握り、たゆまぬ努力 を続けることができる。

④ Tenacity(執念):ひとつのことを最後までやり遂げる力

〔テナシティ〕周囲の環境に惑わされず、目標を 成し遂げるために何度でも、何年でもひとつのこ とに集中し続けることができる。飽きたり投げ出 >したりせずに、到達点を目指す。

このように、グリット力は自分の目的を達成するまで、何度失敗しても、どんな困難に直面しても決してあきらめず、邁進し続けることができる能力です。才能もIQもまったく関係ありません。

たとえ、才能があって IQが高くても、情熱を失って途中で投げ出してしまっては、その先の成功は難しくなるでしょう。

逆に、たとえあなた自身は「才能がない」「頭 脳明晰ではない」と考えていても、グリット力によって自らを導いていけさえすれば、成功者になれる可能性は大いにあるのです。

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