グリット力を発揮したいフィールドも意識しよう

2023.12.16

グリット力が発揮されるのは主に5つのフィールドがあります。

①勉強におけるグリットカ
②人間関係におけるグリットカ
③心身の健康におけるグリットカ
④レクリエーションにおけるグリットカ
⑤感情のコントロールにおけるグリットカ
あなた自身がすでに「やり抜く力」を発揮できているフィールドもあれば、そうでないフィールドもあることと思います。

この5つのフィールドすべてにおいて、まんべんなくグリット力を発揮できなくても構いません。

自分が強みを持つフィールド、弱みとするフィールドに「自分の目標の重要性」「必要となる犠牲」「目標を達成する可能性」を掛け合わせて、「やり抜く力」をどのように発揮できそうかをイメージすることから始めてみましょう。

5キロの減量を目指すある男性の例

男性は仕事に熱心に打ち込んでおり、会社からの評価も部下からの評判も上々。「人間関係におけるグリット力」「感情のコントロールにおけるグリット力」は強い。しかし、「心身の健康におけるグリット力」は弱く、不摂生がたたって体重が増加。意を決して「5キロ減量」の目標を掲げた。

●目標の重要性
・体が軽くなることで健康維持のための運動も前 向きに取り組める
・運動を習慣化することで良質な睡眠を取れるようになり、仕事のパフォーマンスも上がる
・入らなくなっていたお気に入りのスーツが着られるなど

●必要となる犠牲
・ランチのカロリーや間食にも注意しなければならない
・人付き合いが好きだが、会食の誘いを断らなければならない
・トレーニングジムでコーチに指導してもらうた めの毎月の出費が増えるなど

●目標を達成する可能性
・食べることが好きだが、野菜も好んで食べるた め、ダイエット食を工夫さえすれば飽きずに楽しめる
・会食を断っても人間関係の摩擦が起きたり、それで仕事が評価されることはない自信がある
・元々体を動かすことは嫌いだが、トレーニングジムに通い、コーチをつけることで弱点を補えるなど
このように、グリット力を発揮したいフィール ドをイメージしながら、「目標の重要性」と「あ なたにとってどんないいことがあるか」を突き詰 めて考えてみるといいでしょう。

この例に挙げた男性のように、目標に対して“払うべき犠牲”が少なければ、目標を達成す るためのグリット力を発揮することは、さほど難 しいことではないはずです。

成功体験を積むことで、ちょっとずつ「やれる こと」の領域を拡大していけば、振り返ったときついには大きな達成をしています。

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