2023.12.29
やるべきことが多すぎて、なにから手をつければいいのかわからなくなってしまったとき、どのように考えればいいのでしょうか。
心理学ではそのようなときの対処方法として、 「If-thenプランニング」の効果が実証されています。
「If-then」とは「If=もしもこうなったら、then = このように対処する」という意味ですが、 どんな目標を達成するときでも役立つ手法として 注目を集めています。
「どんな行動をとるか、事前に決めておく」ことで、それが実行される確率が高まりますが、さらに「いつ」「なにを」実行するかをはっきりし ておくことで、実行できる確率は2~3倍高まるといわれています。
たとえば「明日の午前中には必ず企画書を書き上げる」といったように翌日のタスクを決めておきます。ただ、現実には朝のミーティングが長引いた、急な来客があった、などで対応できないこともあるかと思います。
「If-then」はそんなときに役立つプランニング方法でしょう。
基本的な考え方は次のようになっています。
【if】もし午前中に企画書を仕上げられなかったら、【then】 午後の最初の仕事はその企画書を書き上げる。