「まぁいいか」の代わりに 「今の自分には無理かも」と考える

この記事を読んでくださった方は、きっと自分の成長を願い、目標を達成するために努力を継 続するためのヒントを知りたい、と考えている方がほとんどだと思います。

「まぁいいか」の精神をいつ何どきも携帯してしまうことは、「やり抜く力」を阻む、固定的知 能観を認めてしまうのと同じこと。まずは自分自身を縛っている 「自分なんて」という鎖をほどく訓練をしてみましょう。

グリット力を発揮しても「自分にはできない」ことは、きっと出てくるでしょう。

毎朝3km走るために基礎体力アップの運動を始めたら、腰を痛めてしまう。

ビジネスのために 朝活を始めたのに、専門外の部署へ異動させられて心の余裕がなくなってしまう。プロジェクトの立て直しに奔走したのに、結局は頓挫してしまう。

長い人生において、こうしたハプニングやトラ ブルは決して珍しいことではありません。

ここでも思い出してほしいのは、“目標の構造”です。

「最上位の目標」を達成する過程で取り組む 「中位」「下位」の目標は、その時々で軌道修正が強いられることがあるかもしれません。

それでも、 ひとつひとつ丁寧に根気強く取り組んでいれば、 「やり抜く力」は着実に培われます。そして、最上位の目標があれば、自分が進むべき道を見失うこともないはずです。

「まぁいいか」の気持ちが出てきそうになったら、こんな風に考えてみてください。

「“今の”自分にはまだ無理かも」
この言葉は、決してあなたの未来の成長を阻害するものではありません。“今のあなた”に、重要な目標を達成するための力が足りていないだけ。

これからのあなたは、能力をぐんぐん高められる 可能性が十二分にあるのです。

最上位の目標に向けた過程にある小さな目標をクリアしていき、その成功体験を蓄積していくことで、“今のあなた”には無理だったことでも、 1年後にはできるようになっているかもしれません。