2024.01.09
「やり抜く力」には人それぞれにレベルがあります。
そして、今持っていない、または普通のレベルだとしても、それは訓練や経験、練習を積めば習得できます。
まずは、自分が今どの位置にいるか意識することによって、「動機付け」の強弱を認識し、今の自分に足りていないものはどの部分なのか考えてみましょう。
あのスティーブ・ジョブズも、自身が設立したアップルから一度は追い出されました。
その後立ち上げた事業もうまくいかなかったことがきっかけとなり、アップルで再スタートを切ることになります。
そこでは創業者としてではなく、ひとりの“初心者”として革新的な製品開発に日夜取り組み、結果として輝かしい功績を残すことになったのです。
NBA史上に燦然と輝く大スター、マイケル・ ジョーダンだって、これまでに何千ものシュートを外し、多くの試合で敗北を喫しています。
失敗しても何度も繰り返す「やり抜く力」がなければ、あの華麗なエア・ジョーダンは生まれず、人知れずコートを後にしていたかもしれません。
あなたが特別な人間でないように、スティーブ・ジョブズも、マイケル・ジョーダンも、情熱と粘り強さなくしては、成功は手に入れることができなかったでしょう。
「やり抜く力」が普通だということは、プライドに邪魔されることなく、自分自身を見つめる客観的な視点をもっているということです。今現在の自分に、挫折や失敗に対する特別な耐性がないことを嘆かず、「動機の持続性」の4つの指標を見返すことから始めてみてください。
たとえグリット・スケールのスコアが低かったとしても、悲観する必要はまったくありません。
自分自身を見つめ直す機会になればいいのです。
挫折や失敗を目の前にしたとき、自分がどれくらい粘り強くがんばれるかが自覚できれば、それは大きな一歩と言えるでしょう。
また、細かな目標が明確になり、大きな目標とどのように関連しているか、もしくは関連していないかを認識することができれば、そのことも大きな進歩です。