「当たり前のこと」が一流をつくる

2024.01.14

「やり抜く力」を伸ばす最も簡単な方法は、 「当たり前のこと」を続けることです。

毎日こつこつと、小さなことをたくさん積み重ねていくこと、つまり目標達成に向けて入念に準備をすることこそが、成功のチャンスを掴むために必要不可欠だということです。

社会学者のダニエル・F・チャプリンスが、一流の水泳選手たちの生い立ちや経歴を調査したところ、そこにはある共通点が見られたそうです。

それは、次のようなことでした。

・親が水泳に対して熱心である

・子どもにコーチをつけたり、大会に参加させるための経済的な余裕がある

・プール施設の近所に住んでいる

もちろん、これだけ見ると自分ではどうにもできない、環境的な要因が大きくなってしまいます。

一流の水泳選手たちの分析において着目すべきは、 彼らがそうした環境下に身を置き、膨大な時間を練習に費やし、それを何年間も続けてきたということです。

彼らにとって「当たり前」の水泳の練習は、大会という晴れ舞台への「入念な準備」でもあります。

国際大会で優勝した結果を伝える新聞には、 「圧倒的な才能!」「天才!」といった言葉が並ぶかもしれません。

でも、彼らが表彰台に立てたの は、何千時間もの厳しい時間を積み重ねてきたことが最大の勝因です。

そう考えると、本来見出しに書かれるべきは、「圧倒的なやり抜く力!」「入念な準備のたまもの!」といった言葉なのかもしれません。

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