2022.11.22
練習がつらくてしんどいから、嫌だという人がいます。
トップアスリート達によると、そもそも練習とはつらくてしんどいものだそうです。
今回はつらい・しんどい練習がうれしい練習になる方法についてお話をしていきます。
アテネオリンピックの体操の金メダリストの米田功さんは、つらい練習のことを次のように評します。
「つらい練習をして筋肉痛になるとすごくうれしいですね。何だか『やった感』がありませんか?」
アスリート達は、つらくてしんどい練習をすると、自分が強くなれることを体験的に知っているのです。
もちろん私達と同じように、アスリート達もつらくてしんどいはずです。そして、しんどいことが特好きなわけではありません。
でも、強くなるために練習しているので、練習はつらくてしんどいほうが、効果が出ていいと思っています。
トップアスリートは「筋肉痛を感じる時は、筋肉を使っていることでより強くなれる」「息が上がってしんどい時は、心拍機能が強くなっている」と思っています。
そんな思いを持って練習できるところが、私達との大きな違いです。
「つらくてしんどい」=「嫌だ」ではなく、「つらくてしんどい」=「強くなれる」「上手くなれる」という思考回路に変えていきましょう。
米田さんは言います。
「僕は『つらいからやめます』と言う意味がわかりません。つらいことと、やめることは別物ですよね。僕はやめたい時はやめるけど、つらい時はやめないです。つらい時は『ここ、頑張るところ』と思うだけです」
さらに「僕はケガをして病院に行っても、練習は休まないです。足のケガをしても上半身のトレーニングはできます」とも言いました。
「ケガをしたから、とりあえず休む」ことの「とりあえず」という考え方は、一流のアスリートになれない思考パターンだそうです。
「つらい」イコール「やめる」という思考回路を作らないよう、気をつけてください。