2022.11.30
キャプテンや監督という組織のリーダーは、チームの目標を掲げることが重要です。
そして、チームの選手達は、キャプテンの姿を見て動くものです。今回は、理想のキャプテンについてお話をしていきたいと思います。
体操の米田さんの場合、「団体で金メダルを取る」と決め、上から目線で言うのではなく、どうしたら金メダルを取れるかチームメイトのみんなに問いかけながら、勝てる方法を考え続けました。
さらに彼は後輩からエース、ベテランに至るまで、チームメイト全員を絶対にほめていました。
彼は「アテネのチームは最高なんです」とたびたび言っていました。
ゆるい空気で練習することを避けるため、誰よりも早く練習場に行きました。
真っ先に練習に取り組んでいる姿を見せていたら、みんなも競うようにして取り組んでくれたそうです。
後輩が偏った練習メニューをしている時は、本当に必要な練習を一緒に居残ってやっていました。
つまり、理想のキャプテンとは、チームの先頭を切って走れるかどうかなのです。
チームの後輩達は、監督やコーチに憧れるのではなく、キャプテンに憧れるもの。キャプテンの仕事とは、「一番いい背中」を見せることなのです。