2023.01.15
負けた原因がわからないという人がいます。わからないままにしているのは、一番よくないパターンです。
負けた原因は必ず定かにする必要があります。
そうしないと、負けた現状を打破できないし、強くなれないからです。まずは、自分が何で負けたのかを考える習慣をつけましょう。
なぜそうなったのかを考えて、探究していき、足りないところを見つけ、そこを強化していけば、勝てる可能性が見えてくるものです。
今回は負けた原因をどんな風に探求していくかについてお話をしていきたいと思います。
原因がわからないという人は、しっかりと考えるクセがない可能性があります。
頭のなかでぐるぐると思いをめぐらせてもうまくいかないものです。ノートに試合の状況を書き出してみるなど、頭のなかを整理することが必要です。
また、考えてもすぐにわかることもかぎりません。
毎日、考えていたら1週間後ぐらいに「これかな」と思い当たることが出てきたりするものです。
さらに自分でわからなれば、指導者やまわりに意見を求めてもいいのです。とにかく試合を振り返る必要があります。
敗因をわからないままにしているのは、成長を放棄した一番よくない行為です。
「じゃあ、今日の試合を振り返ってください」
「今日は最悪だったんで、振り返りたくないです」
選手がこう言う場合も、私はすぐに「何で負けましたか」と聞いて、振り返ってもらうようにしています。
負けは単なる負けであり、ここで敗因を探す行為から逃げても負けた事実は変わりません。だったら、「次の勝ちのための負け」と思えるようにしたほうがいいのです。
「今日負けたことは取り返せないから、この負けを次の勝ちにつなげませんか。あなたぐらいの選手が今日の成績で終わるのは、自分でもおかしいと思っているでしょう」
今日の負けを次の勝ちにするために、試合をしっかり振り返って、負けた原因をつきとめるようにしてください。